ダメなオタクのダメな生き方

言いたい事だけ書きます

自分でもよく分からないという話

彼の事をもっと知りたいと思った明確なきっかけは、正直自分でもよく分からない。

たまたま楽しみにしていた2.5のミュージカルを見に行って彼の演じるキャラクターを見て、単純に良い話だったなぁとハンカチを濡らして、過去作で好きだった別のキャラクターにペンラと団扇を振っていた。

観劇後に同行してくれた友人と「ヤバかった」と連呼して、帰宅後も楽しかったなぁと何度も思い出して。ふと気付けば思い出すのは彼の事ばかりになっていた。

 

今まで好きになったアニメキャラクター達は全員一目惚れだった。でも彼は衝撃的な一目惚れでもなければ、レスをもらった訳でもない。気付いたら好きになっていた。ただそれだけ。

仕事が繁忙期なのもありキャンセル待ちはできなかったけど、1ヶ月後にもう一度彼に会う機会があった。

私は薄緑色のペンライトとタオル、団扇を精一杯振った。向こうからはスタンドなんて見えないし、結局自分の方には客振りも来なかったけれど、大きなステージで歌って踊って、大好きなキャラクターを演じてくれる彼を見て「やっぱり好きだな」と実感した。

 

そして年明けからの公演のチケットをおかわりし、ファンレターをプレボに突っ込み、彼の次の出演舞台のチケットを申し込んで、ローカルTV番組のトークイベントに行き、迷いに迷って彼と握手をした。

本当は「出会えて良かった!人生で今が1番楽しいです!」って伝えたかったのに、咄嗟に出た言葉は全く違うものだった。「絶対また会いに来ます!」そう言った私の目を剥がされて離れるまでしっかり見てくれて、強く握り返してくれた。何て返事してくれたのかパニック状態だったので覚えていない。ありがとうございますだったかもしれないし、待ってますだったかもしれない。

そんな風な事を返してくれたんだけれども、お仕事とはいえ並んでるオタク全員にコレしてるんだぜ?たった数秒だけど、全オタクに視線サービスしてる訳で、若手俳優…なんて大変な仕事なんだ。私は、そのまま足腰ガクガクさせながら喫茶店へと避難した。

 

正直な話、私は若手俳優オタクとして高齢だし、ブスでデブで金も持ってない。社会人だからと言い訳して全通する事もできず(今回の公演、前列じゃないにしても全通しようと思ったら何十万あればいけたのだろうか?通路席でもないチケが8万で出回ってたけど)、茶の間の弱いオタクでしかない。オタクとして引け目を感じない訳がない。もう5歳若ければなぁと、思ったり思わなかったりしている日々だ。

私が彼にできる事はオタクとして最底辺レベルの事なんだけど、既に「してあげる」では無く「させて頂いている」にシフトしている程に感謝しているし、沼にハマったようだ。

 

本当は推しのオススメポイントをプレゼンするべきなんだろうけど、本当にまだそこまで頭が回らないので申し訳ない。何より推しの過去の経歴をほとんど知らないので、現在進行形で7年分のブログを読み漁っている。

とりあえず、背が高くて、ダンスが本当に上手で、ブレイクダンスやアクロもできて、歌声も私は大好きです。ダンサーだからか殺陣の魅せ方も格好良かった。個人的に並行二重の男性に魅力を感じないので、推しの目元が最高にどストライクです。あと上腕二頭筋と大腿が太くて格好いいですね!触るためにはいくら積めばいいんだ?

自分もそうだったけれど、推しの事を天然で純朴青年の不思議ちゃんだと思っている人がいたら、ほんの少しでいいので調べてみてください。いろいろと胸が苦しくなるので。私も少年時代の推しについて書いて下さっている先達のブログ読み漁ってます。たぶん自分と同じ作品から入ったファンは、みんな彼の事を誤解している気がするし、それこそが彼の今の心の内なのでは…と邪推してます。

 

 

とりあえず、舞台の感想は千秋楽が終わったら書きたいと思います。